欠陥住宅は大きな社会問題です!
近年、施工不良などが原因で生じる欠陥住宅に関するトラブルが、大きな社会問題となっています。せっかく苦労して手に入れた、人生の中で最も大きな買い物であるマイホームに重大な欠陥があっては大変です。 そこで、マイホームの工事全体について、建築士の資格を持った専門家がきちんとチェックすること、すなわち「工事監理」が重要になっています。 |
工事監理を見直しましょう! 住まいづくりでは、建築主が建築士である工事監理者を定めなければならないことになっています。しかしながら、これまでは適切な工事監理が行われないことがありました。 工事監理が適切に行われていれば防ぐことができた欠陥住宅などの被害がたくさんあったはずです。今、豊富な専門知識と経験を持つ工事監理者の役割が、ますます重要になっています。 |
安全で安心な住まいを建てるための法律
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工事監理で欠陥住宅をなくしましょう!
住まいづくりにおいては、建築主・設計者・工事監理者・施工者・行政などの連携プレーが大切です。なかでも、工事監理者は、 建築主の代理人として設計図書どおりに施工が行われているかを確認し、欠陥の発生を未然に防ぐとともに、関連業務として施工者選びのアドバイスや工事代金に関するチェックを行うなどの重要な役割を担います。 |
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重要な工事監理のポイント[例]
この例は在来工法の木造戸建て住宅について、設計図書に通常記載されている内容を前提として、数ある施工工程の中から特に重要な工事監理の ポイントをまとめてたものです。 | ▲ ・・・・・ 特約業務 ● ・・・・・ 建築主の立会、確認が望ましい項目 |
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Q | 設計と施工が一括の契約で、工事監理も同じ会社の人がすることになっています。ちょっと心配なのですが。 |
A | 工事監理を施工会社の人がすることもありますが、ご心配でしたら、第三者の建築士事務所に工事監理業務だけを依頼することができます。 |
Q | 工事監理の契約を結べば、工事監理者に全てをお任せできるのですか? |
A | 住まいづくりの主役はあなたです。現場確認に立ち会うなど、工事監理者と協力して、住まいづくりを成功させましょう。 |
Q | 工事監理の費用は、いくらかかるのでしょうか? |
A | 一般的には、標準的な木造住宅でも、設計料の半分程度の費用が目安とされています。 |
Q | 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、性能が評価された住宅を建てる契約をしました。工事監理は行わなくても良いのでしょうか? |
A | この法律の住宅性能表示制度は、構造耐力、遮音性、高齢者対応等の定められた性能について評価するものです。評価住宅であるからといって、施工全般を確認する工事監理が不要になるというわけではありません。むしろ、性能評価を受けるためには適切な工事監理が必要です。工事監理がなされていない場合は、行政(または民間確認検査機関)が行う中間検査や完了検査に合格しません。 |